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カナダ・バンクーバー留学体験談
滞在期間:3ヶ月
学校:Sprachcaffe
留学スタイル:語学留学
留学当時の年齢:21歳
ポーランド系のホストファミリーで、とても分かり易い英語で話してくれました。ホストマザーは日本人である僕の為にほとんど毎晩白米を炊いてくれたので、お米が恋しくなる事は無かったです。夕飯は白米にポーランドのおかずというのがほとんどで、退屈する事もありませんでした。とは言え1番美味しかったのはたった一度だけ作ってくれた(ゆでてくれた)そうめんでした(笑)洗濯は週に1回でしたが、頼めばいつでもやってくれ、食後の食器洗いもしてくれていたので、正直僕が自分でしなければならない家事というのは無いに等しかったと思います。ただ唯一の不満(?)は昼食が毎日サンドイッチだけだった事、トイレがちゃんと流れない事でした。唯一じゃないですね、すみません。
僕はスタンダードコースで毎日90分授業が2コマで終わりでした。1コマ目は文法、2コマ目はスピーキングの授業で、同じ先生でした。10人弱の少人数制だったのでクラスメイトが全員友達という感じで授業自体もアットホームな雰囲気でした。口数の少ない僕でも発言する機会をくれたので良かったです。 クラスが変わらない限り、ずっと同じ先生なのでとても親しみやすく、内気な僕としては本当に助かりました。先生もクラスメイトの性格、キャラを知っているので授業を行いやすかったと思います。特筆すべきは、他の学校の事は知らないのですが、GEOSの先生はUBC卒など高学歴の人が非常に多く、凄い先生ばかりでした。 クラスは10人程度の少人数制で、この学校は日本人率とドイツ人率が高めでした。特に夏休みの時期は生徒数が多すぎて授業が円滑に進まず、1、2週間しか滞在しない中学、高校生ばかりだったので、大学生の僕は少し居心地が悪かったです。でも9月半ば位から年の近い、中~長期滞在の人が増えてきたので良かったです。
8月の生徒数が多かった頃はほとんど毎日アクティビティがありました。予めカレンダーに行く場所が書いてあり、行きたい生徒だけ集まり先生が引率してくれました。知らない場所を知る良い機会だったので積極的に参加していました。別のクラスの人とも知り合えました。しかし、9月半ばになって生徒数が減ってくると、アクティビティは自然消滅してしまいました。内容はスタンレーパークのサイクリング、水族館、自然公園の観光など様々でした。
初めての海外でしたが、多少なりとも上達したと思います。特にリスニングは自分でも分かる位聞き取れるようになったと思います。(完璧に聞き取れるようになったとは言っていません)。その次にスピーキング力が上がったと思います。ある程度自分の良い方のパターンが形成されてくるので、若干話しやすくなったような気がします。でも一番はやはりリスニングですね。
2コマの授業が終わったら昼食の時間があるので、そこでサンドイッチを食べながら友人らと話したりしていました。8月はその後にアクティビティがあったので、毎回それに参加して、それが終わったらホームステイ先に直帰していました。9月半ばにアクティビティが自然消滅してからは、クラスメイトと「今日どこ行く?」と話し合って行く場所を決めていました。ほとんど毎日夜8時頃まで友人らと過ごしていました。ドイツ料理の店、韓国料理の店、タイ料理の店、日本食ビュッフェなどのレストランに行ったり、雨の日は映画を観に行ったり、図書館で仕方無く宿題をしたり、自然公園や海岸を訪れたり、本当に色々な場所に足を運びました。ただやはりバンクーバーは狭いので、約2ヶ月程で行く場所がほとんど無くなり、同じ場所に何回も行ったりしていました。いよいよ行くところが無くなった時は、バンクーバーから少し離れたビクトリアへ観光に行ったり、他の友人はウィスラーやアメリカのシアトルなどに行ったりしてました。勿論それらは一回きりですが。
バンクーバーは留学生にとって定番中の定番の都市なので日本人留学生が沢山いるというのは事前に聞いていたのですが、本当にそこら辺日本人だらけです。日本人だけではなくアジア人が本当に多かったです。特に中国人が群を抜いて多いと思います。バンクーバー事体は思っていたよりとても小さい都市で、海外生活が初めてだった僕でさえ「バンクーバーって狭いな(笑)」と思ったほどでした。でも小さい分迷子になる心配は少ないですし、バスや電車などの交通機関が充実しているので、バンクーバー周辺の都市(町?)にも気軽に行けます。また日本食レストラン(寿司レストランやラーメン屋)も沢山あるので、日本食が恋しくなっても大丈夫です。ただバンクーバーは物価が高いのであまり頻繁には行けないかもしれません。
幸い現地では事故やトラブルに遭遇しなかったので、現地オフィスに自ら出向いたのは、ホームステイ先についてのアンケートを提出しに行った1回だけでした。でも皆さん良い人達だったと思います。日本語検索出来るパソコンも置いてありましたし。ただオフィスの敷地に入る際、小さな鉄柵の門を開けなければならないのですが、そのままにすると勢いよくガツンと閉まって結構大きな音が鳴ってしまうので、今後そのオフィスに行く人は覚えておいたら良いと思います(笑)
一度も海外に行った事が無くて、本当に右も左も分からなかった僕に河合さんは親身になって話してくれました。飛行機の乗り方から、スリッパや折り畳み傘は持って行った方が良いですよ、とか色々役立つアドバイスを下さった事に感謝しています。バンクーバーに着いてからも様子見(?)のメールをくださったり、個人的な趣味でユニクロの話をさせていただいたりしてありがとうございました。
・リスニング力とスピーキング力が多少なりとも向上した事
・海外の友人を作って、様々な価値観、文化を学べた事
・否応無しにメンタルが強くなった事(様々な“想定外”に出くわしても、基本的に自分で何とかしなくてはいけないため)
・英語を話す事への抵抗が減った事
・退屈な日常と一時的とは言えおさらば出来た事(笑)
・スタンレーパークのサイクリング ・カナダプレースやオリンピック聖火台近くから見えるノースバンクーバーの夜景 ・キャピラノ吊り橋 ・スタンレーパークから見えるビル群の夜景も綺麗でした ・ビクトリア観光(夜景が特に綺麗でした) ・ディープ・コープ(近くの「OSAKA SUSHI」という日本食レストランが良かったです。特にみそ汁は最高です(笑)) ・イングリッシュ・ベイ(晴れの日のサンセットは圧巻です) ・ロブソン通り(特に夜のライトアップが綺麗でした) ・Hoto Popo(日本食ビュッフェ)、らーめん暖暮(どちらもロブソン通りです)
・街でトイレを探すのが大変でした(駅やコンビニでも無い事が多いです)
・コンパスカードのチャージや定期の購入を行う機械では100ドル紙幣が使えないです。現金で128ドルの定期を買おうとしていた友人が困っていました。僕はカードだったので問題無かったですが。
・物価が日本より高いので、他店との比較がより重要になってきます。
・お店によって現金しか使えない所、カードしか使えない所があります。まあ、でも9割方カードでいけました。
河合さんのアドバイスなどもあり、僕は幸いそのような事はありませんでした。特にスリッパを持って行ったのは大正解でした。後は「もし無かったら」という事を想定してあらゆる物を持って行ったので、結果的にスーツケースに十分なスペースが無くなり、洋服のレパートリーを減らす事になりました。とは言え、ドライヤー、電子辞書に使う為の単3電池、ポケットティッシュ、アルコールウェットティッシュ、鏡は持って行って良かったです、後はUSBメモリを持っていると、現地で写真を撮りすぎてメモリが足りなくなった時などに便利だと思います。向こうでUSBメモリを買うと高いので。折り畳み傘も雨の多いバンクーバーでは必須でした。それと僕の部屋にはゴミ箱なる物が無かったので、持参していたコンビニのレジ袋を代用していました。バンクーバーでは日本と違い、レジ袋も若干お金が掛かるので、2、3枚はあったら便利だと思います。
行かなければ何も変わりませんが、行けば必ず何か得られるものがあると思います。それは思い出であったり、様々な価値観であったり、もしくは自分を見つめ直すきっかけであったりするかもしれません。僕の場合は、外国語大学に通っているという事もあり、当初は半ば義務感で留学に行った訳で、3ヵ月なんてサラッと終わるだろう、ぐらいにしか考えていなかったのですが、行ってみたら日本とは違って何もかもが新鮮で毎日が有意義でした。幸い何人かの友人にも恵まれ、むしろ日本にいる時よりも「今」を楽しめている自分がいました。僕は諸事情により学生ながらローンを返済している身なので、授業以外の空き時間はほとんどアルバイトに費やすという非常に単調な生活を送ってきて、留学に行く頃は既に心身疲弊しきっていました。しかし今回の留学を通して様々なかけがえのない思い出を作る事が出来、前を向こうと思えるようになりました。ある意味、現実から距離を置く事で何か新しい発見があるのではないでしょうか?